MENU

Rによるバイオインフォマティクスデータ解析 第2版 -Bioconductorを用いたゲノムスケールのデータマイニング-

本書は第2版となっており、初版と比べると大幅に改定されています。先輩からいただいた仕事なので初版の経緯は残念ながらわからなかったのですが、とても良い本です!

これまでバイオインフォマティクスは言葉は知ってはいたものの、遺伝子かなんかかなぁという漠としたイメージしかありませんでした。もちろん大きく間違ってはなかったのですが。。。表紙のイメージにそれを表してみたのですが、色の使い方で注意を受けた印象深い1冊です。僕としては、差し色として黄緑をどうしても使いたかったのですが、たしかにここだけのために、刷版が増えるので製作コストが多少かかってしまいます。コストも意識しながら編集するというのがなかなか難しいなぁと教えてくれた本でもありました。

本書の特徴は、現在はもう超有名になっているR言語で統計解析を紹介する入門書です!本書のはじめにで著者も述べていますが、プログラミングスキルは二の次という文章がぎょっとした記憶があります。自分でプログラムを組むにはいろいろと調べなければという偏見がありました。本書ではRの用意するさまざまなパッケージを用いて、バイオインフォマティクスのデータ解析のやり方を丁寧に紹介している良書です!これは専門家というよりもこれからこの分野に進みたい、あるいはこの分野を企業で活かしたいという初学者向けの本です。

 

樋口千洋 著

2011年1月初版1刷発行

https://amzn.to/2EXuOd9